かつて、まだ日本酒が樽で出荷されていた時代、酒蔵は酒を酒屋に売る時に水で薄めて出荷し、酒屋も消費者に売る時さらに水で薄めていたそうです。そうすることでたくさんの量を売り儲けることができるからです。そこで世間には、金魚が泳げるほどに水で薄められた酒という揶揄が込められた「金魚酒」という言葉がありました。
しかしそのような時代でも、今代司酒造は酒を薄めることなく出荷していたため、酒屋さんからたいへん喜ばれたという話が伝わっています。そして、<今代司は「金魚酒」ならず 威風堂々たる「錦鯉」>とも言われ、誇りをもって酒造りをしていたそうです。
そんな逸話から、私たちはいつか錦鯉という名のお酒を造りたいと考えていました。そして、日本を代表するような日本酒を造ろうという志のもと、デザインの力も借り、生きた宝石とも呼ばれ世界中で愛される観賞魚錦鯉をモチーフにした日本酒『錦鯉』が誕生したのです。
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